今や月額の利用料金も安価になり、その上より高速なサービスも提供されているADSLですが、導入に際して注意や、環境によっては導入できない場合があります。
注意
１・導入前の注意
ADSLを利用できる回線はアナログ回線のみとなっているため、ISDNの回線では利用できません。
また、電気やガスの自動検針、ホームセキュリティなどと競合する場合がありますので、これらを導入している場合は導入先の業者へ連絡して工事などを行ってもらう必要があります。
ADSLに使える回線はメタル線となっているため、局舎から自宅までの間に光収容となっている場所がある場合も利用できず、光収容の部分が無かった場合でも、局舎までの距離が離れすぎている場合は伝送損失が大きすぎてADSLが使えない場合があります。
●Yahoo!BBでは「光収容でもあきらめないぞキャンペーン」と銘打って、光収容のため導入が不可能となっている場合でもメタル線で光収容の部分を補うための工事費を負担するというキャンペーンを行っている。
※これからADSLの導入を考えている場合は先に局舎までの距離と伝送損失がどの程度かを調べておくと良いでしょう。
目安として、局舎までの距離が5km以内であれば繋がる可能性が高いのですが、一般的に局舎から離れるほど伝送損失の度合いが大きくなり、速度は低下します。
局舎までの、距離、伝送損失のチェック
２・導入後の注意
ADSLは電話を使って通信しているため、ADSLの利用中に電話を使っていた場合、電話にノイズが入る事があります。
ノイズの入る条件としては、ADSLの回線を使って大きなファイルをダウンロードしているなど、回線使用率が高い場合などがありますが、これは電話をかけている間はデータの転送量を抑えるぐらいしか対策がありません。
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