法順寺

昭和三年国宝の指定を受け現在重要文化財となっている。

当所は古来堂谷と称し若狭開発の祖とされる膳臣(かしわでのおみ)ゆかりの膳部山を背に七ツ塚古墳群を眼下に霊峰青葉山が眺望される景勝の地である。

当寺観音堂に秘仏として安置される十一面観音の功徳は現世利益十種と来世果報四種とされ衆生の救い求める声を聞けば自在にこれを救済されるという霊験あらたかな尊像である。

当寺縁起によれば作者は聖徳太子とも定朝ともいわれ一刀三礼の作とされていて、今は廃寺である真言宗系霊松山正法寺の旧仏といわれ仏高約一米余 桧の寄木造りで円満な相好や彫法は藤原末期の菩薩像の典型ともいわれ、若狭に遺る平安彫刻の中でも完成された美しさを持ち、屈指の都ぶりの仏像と高く評価されている。 (法順寺 十一面観世音菩薩像由緒書より)

この観音堂の後方に勝手神社が鎮座している。  法人番号 9210005006780

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鐘楼

本堂への石段と山門
 

 本堂

 
 

 鐘楼



   

  観音堂への石段

 観音堂
 

  十一面観世音菩薩収蔵庫

 観音堂内部
   

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